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世界遺産の高野山で歩きつくして修行だ!宿坊で精進料理と朝のお勤め。

      2021/01/31

水曜日の大阪出張のついで?です。大阪、京都、奈良はだいぶ行っていてもうしばらくはおなか一杯(笑)なので、和歌山方面で世界遺産に登録されている高野山へ行ってみることに。あまり下調べしていなかったのですがホテルを予約サイトで検索していると、宿坊が出てきたので、せっかくだからということで木曜からの1泊2日で、宿坊チャレンジしてきました。

高野山はご存知の通り、真言密教の聖地で、弘法大師・空海が約1200年前に開山し修禅の道場を開いたところです。平成16年に世界遺産に登録されています。

高野山は、和歌山県北部、和歌山県伊都郡高野町にある周囲を1,000m級の山々に囲まれた標高約800mの平坦地を指す。平安時代の弘仁7年に嵯峨天皇から空海が下賜され、修禅の道場として開いた日本仏教における聖地の1つである。

by wiki

南海なんば駅から高野山へ

大阪で宿泊していたので、朝少し早いですが、7時過ぎに南海なんば駅へ。特急りんかんで向かいます。乗り換えもスムーズで結構便利です。

南海鉄道の特別列車に「天空」ってのがあって、これに乗れば高野山までの電車の中で大きな窓できれいに景色が見えるってことなんですが、今回は時間が合わなかったので(というか土日用のダイア見てたので間違えてました)普通の特急列車で行くことにしました。世界遺産と言いつつも平日なのでガラガラです。

でも特急でも「天空」ではないですが、窓はデカくて、結構景色もきれいに見えます。

橋本駅で乗り換えですが、橋本駅~極楽橋は結構いい雰囲気の山中を進んでいきます。この時期は花がきれいです。のんびりローカル線って感じです。

極楽橋って言うなんともいい感じのネーミングの駅で、ケーブルカーへ乗り換えです。南海なんばを出てスムーズに動けます。このケーブルカー、結構な斜度で、後半は30度とかアナウンスしてましたが、壁を登っていくような感覚でした。スリリングって言うか落ちたら・・みたいなことを考えてると、ケーブルも5㎝くらいの極太なので大丈夫ってアナウンス。一安心です。笑。

途中ですれ違いもあり、迫力あります。

無事、高野山口まで到着です。ここからは女人堂という場所まではバス専用道路なので必ずバスで移動しないといけません。バス乗り放題のチケットもあるんですが、それぞれは数百メートルとかしかないのでバス待つ時間についてしまいます。なので私は女人堂までのみバスで後は全部歩くことにしました。

バスもケーブルカー降りたらスタンバイしているのでそのまま乗り継げば大丈夫です。ケーブルカー降りたら駅員さんたちが総出であいさつしてました!

女人堂から弁天岳、大門へ

バスで7分くらい。すぐに女人堂へ着きます。明治5年(1872年)まで高野山は女人禁制だったみたいで、結構最近ですよねぇ。じゃ女性は?って言うと女人道っていう山道を伝って参拝してたらしいです。

ここが起点ですね。

と横にあるお地蔵さんを見ながら、弁天岳への登山口見つけてしまいました。確かに地図見ると弁天岳って書いてます。

綺麗な登山道になっていて、まぁ1kmだしと軽い気持ちで歩き始めです。笑。少し展望なんか期待しながら。

頂上からはそんなに展望はありませんでした。残念ながら。

でも少しだけ展望が。今日は曇りのち雨の予報なので少し雲がどんより厚くなってますね。

女人堂まで戻るつもりでしたが、大門までそのまま続いているみたいだったので、大門側へ降りてみます。こっちの方が少し展望がイイみたいでした。

大門

大門です。迫力ありますが、結構シンプルかな?昭和57~59年に解体修理されているので私の方が年上です。笑。高さ25.1m。

ここを起点に歩き始めです。でも朝早いからか、平日だからか人がいない。

壇上伽藍(だんじょうがらん)

歩いてみてわかりますけど高野山は結構コンパクトなので歩いてすぐにつきます。バス待つより早いです。壇上伽藍の中門(ちゅうもん)です。これは2015年に再建されたのでピカピカですね。なんと1843年に焼失後、172年ぶりの再建だとか。

表じゃなくて裏の金剛力士像は筆持ってますねぇ。

中門くぐると、金堂(こんどう)があります。総本堂として重要な法会が営まれる場所らしく200円ですが、拝観してみます。

大塔の鐘(だいとうのかね)

そしてすぐ横に根本大塔(こんぽんだいとう)。色と形が結構ユニークです。ここも200円で拝観できます。いわゆる「多宝塔」という様式なんですが、ここが日本最初のものといわれてるそうです。

大塔の鐘。

こちらは金ぴかですね。

弘法大師が住んでたって言う話の御影堂(みえどう)です。このお堂は高野山で最重要の聖域だそうです。

結構ユニークな建築物があるので京都とかとは少し違った観光になるんじゃないかと

端になりますが、西塔(さいとう)。天保5年(1834年)に再建されたそう。

西と対になっているのか、こちらは朱色の東塔(とうとう)。昭和59年(1984年)にようやく再建ってあるので比較的あたらしいようですね。

蛇腹路(じゃばらみち)

最初は写真ばしゃばしゃ撮ってましたが、数が多いのでおなか一杯です。これが蛇腹路。紅葉がきれいみたいですが、新緑も悪くないでしょう。

蛇腹路とい言われるゆえんもあってなかなか面白いです。

金剛峯寺(こんごうぶじ)

続いて、すぐ目の前にあります、金剛峯寺。

高野山真言宗の総本山で、境内は5万坪近いらしいのでデカいです。

結構装飾がすごいですね。

ここは拝観料が500円とちょっと高めなんですが、入って損はないと思います。写真撮影は、ふすま絵を除けば問題ありません。

廊下の横には風情のある庭があります。

廊下は、歩くとかなりぎーぎー音がしてしまいますが、

ここでお茶とお菓子を頂けます。私はちょうど時間が合ったため(すすめられたので)お話を聞いてみました。

横には、蟠龍庭(ばんりゅうてい)があります。日本最大級の石庭らしいです。

雲海の中で雌雄一対の龍が奥殿を守っているように表現されているらしいです。

四季の庭

結構見どころはたくさんありました。

続いて、奥之院へ向かいます。

歩いて10分くらいでしょうか。ここが入り口ですが、すんごい名だたる大名だとかのお墓がずら~と並んでます。お墓なんでちょっと写真は割愛。

歩いて15分くらい。で奥之院へ。奥之院は撮影NGです。

雨が降りそうでしたが、ぽつぽつ降りそうになりながら結局はもちましたねぇ。今日は伊勢サミットが開催されているのでちょうどよかったんでしょうねぇ。

まだ時間が余ってます。ちなみに宿坊のチェックインは15:00~17:00とかなり短い時間で区切られてます。でもこれ回ってもまだ13:00すぎくらいなのでちょっと時間使わないといけないので、戻って飛ばした何か所かを回ります。

金剛三昧院(こんごうさんまいいん)

町中当たり前ですが、寺院だらけで、しかも別格だらけ。奥之院から戻って金剛三昧院へ。

通りから少し歩いたところにあります。

立派な門構え。

こちらは一般は立ち入り禁止です。宿坊にもなってるみたいですね。

金剛三昧院多宝塔。1223年の北条政子の建立。

見た感じ古いですが、立派ですねぇ。

徳川家霊台(とくがわけたまや)

最後はぐるっと戻って徳川家霊台まで。

左が秀忠霊屋

右が家康霊屋

こんな感じで2つ並んでます。

豪華です。建造で10年らしいので。

だいぶ歩き疲れてきましたねぇ。今日の宿坊は奥之院入り口の手前なので歩いていきます。

ちなみに全体の位置関係はこんな感じ。

宿坊でゆっくり休んでリフレッシュです。何にもすることがないので、16:00にチェックインしましたが、17:30~食事して、20:00過ぎには寝てました。笑

宿坊は寺院に泊まらせてもらうって感じです。サービスを期待するものではないですね。ビール飲めたりはします!一人旅にはちょうどいいと思います。

観光なので特に宗教的な目的はありませんが、歩きまくって寺院見まくって、頭の中は空っぽです。たまにこういうリフレッシュの仕方もいいもんだなぁと思います。修行僧の方がクロスバイクでコンビニに買い物に行ってるのを見てちょっとクスってなりました。



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