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山男になりたい!八ヶ岳の主脈の日帰り縦走(その1)阿弥陀岳~赤岳

      2020/12/11

白砂山の稜線歩きが結構よかったので、稜線が頭から離れず、どこか別の山に行きたいと思うようになってしまいました。考えたのは谷川岳縦走か八ヶ岳。アルプスもあるのですが、日程的に日帰りじゃないとだめなので。

でも衝撃的だったのは、渋峠のヒルクライム、白砂山の登山を終えて、なんと筋肉痛!痛い痛い。そのおかげでせっかくの土日をのんびり過ごすことになりました。やっぱロードバイク乗っても登山の筋肉と違うからか?ってな疑問を解消するべく長い距離を歩くことにしてみました。

いろいろ考えて、谷川岳の西黒尾根は久しぶりに登りたいと思いつつも、今回は私の原点である八ヶ岳に行くことにしてみました。八ヶ岳は一番好きな山です。主峰がコンパクトにまとまってるってのもありますが、登山初めて最初で痛い目を見た山ですし、3000m級の山ってことで初めて登ったのもここですし。冬期で登った3000m級もここだけですし。近いってのもありますけど、やっぱりどれか1座と言われれば八ヶ岳(赤岳)になりますね。

23日月曜に登ってきました。準備をして就寝していて、起きたら4時。しまった寝過ごしたってことで本当は3時起きにしたかったんですが、目覚まし忘れてました。

準備は終わっていたので、そのまま着替えて出発です。途中コンビニ寄ったりガソリン入れたりしながら、赤岳山荘の登山口に7時前に到着できました。やっぱり朝起きて3時間後に八ヶ岳の登山口に立てるってほんと便利です。
駐車場代はいつもの1000円。ちょうど7時にスタートできました。

去年は、同じ赤岳山荘から、赤岳~横岳~硫黄岳と縦走していました。そのときでだいたい6時間ちょっとくらいでした。その時にこのペースだと、時間的に阿弥陀岳入れられるかも?って考えていたんですねぇ。

最近ランニング含めて体力作りに励んでますから、行けるかってことでチャレンジしてみることに。理想は登りでもそんなに心拍上がらず、淡々と止まって休憩することなく登れるような体力がいいです。歩幅は短くても淡々と登るのがいいなぁとへんなところでこだわりをもちつつ。

いつもの川の流れをみながら出発です。

今日はすごく天気がよさそうです。八ヶ岳は何度も登ってますが、なかなか天気的にはイマイチなことが多いです。風も強いですし。今日は期待できそうかも?

平日なので人は少ないですね。いい山歩きができそうです。

いつものように南沢から行きます。

まだ太陽の光がきもちいです。朝の少し冷たい空気の中進むのはほんと楽しい

そう言えばホテイランが咲いてるって情報がありました。なんとも絶滅危惧種の貴重なランみたいです。

去年はもう終わってましたが、今日はちょうど咲いてました。

そんなに群生しているわけではなく、ちらほらと咲いている感じです。色が透明でなんとも神秘的な感じです。(ちょっとピンボケ)望遠持ってきてればよかったんですけどね。

無事ホテイランも見れて、先に進みます。

小さい花もちょろちょろと咲いてます。

南沢はごろごろとした石が多いので歩きづらいですが、苔生してる感じが好きですね。

そしてたまにこんな名前が付きそうな岩もあります。

人が居るとデカさが際立ちます。

そんなにきつい登りではないので準備運動にちょうどいいです。

明るく開けてくると徐々に行者小屋が近づいてきます。

朝のきもちいい光

鹿が興味深そうにずっと見てます。興味津々なんでしょうか、しばらくカメラで覗いてましたがなんだか緊張感ある感じです。

そんなこんなでいよいよ、ドーンと横岳の登場です。天気いいなぁ。

いつものペースで1:30で行者小屋へ到着です。まずまずです。行者小屋はまだ営業前ですね。平日なので休憩している人が10人未満、テントが数張りって感じです。本当は日帰りじゃなくてゆっくりテント泊できればいいんですけどね。

さぁ、そのまま阿弥陀岳へ進みます。

今まで阿弥陀岳登った時は全部ガスガスで、晴れている阿弥陀岳は登ったことがありません。笑。今日は天気がいいので、既に満足って感じです。人も少ないのでおすすめですねぇ。

登ってる途中から、横岳から硫黄岳まできれーに見えるんですねぇ。

高度を上げていくとこんな感じまで。ほんとまじかに見えます。

そして主峰、赤岳もこんな感じで見えます。

阿弥陀岳への登りはそんなにきつい斜面じゃないので、階段ガシガシ登るよりいいです。でもちょっとロープ使うところもあるので注意ですね。ここだけは急斜面なのでロープしっかり握って登ります。

6月になったら一斉にいろんな草花咲き始めるんでしょうねぇ。

コルまで来ました。梯子から慎重に進みましょう。

阿弥陀岳への登りは岩&鎖ですけど、登っていくとルートがいくつもあってちょっと迷います。うっかりえ?ってところに出ないようにしながら。私は権現岳の方に巻いて登るようにしてます。ガスってるとルート間違えてうぅぅってこともあるので。しっかり鎖持ちながら進みましょう。

しかしずっと中岳、赤岳の稜線を見ながら登れるので写真撮るのも欠かせません。

そしてもちろん、権現岳、網笠山から南アルプスまで。今日は本当に絶景満喫できます。

まだ9時台だからか、横岳の岩峰の影がイイ感じです。緑と岩峰のコラボ。横岳の荒々しさがほんと半端ないです。

そして無事に阿弥陀岳。

硫黄の先は蓼科まできれいに見えます。

いやいや晴れてる初めての阿弥陀岳は最高です!

今日は大縦走なので、次は中岳を経由して主峰の赤岳を目指します。慎重に降ります。写真だとちょっと怖いように見えますが、実際はそんなでもありません。でもふらつくと危険です。

中岳も赤岳をバックにすると、けっこういい山に見えます。

ちょうど中岳の山頂付近に登山者がいました。こやってみるとスケールがでかい!(人は小さい!)

少しの登り返しで無事、中岳登頂できました。

中岳から、さっき登ってきた阿弥陀岳を振り返ります。なんとも言えない迫力で圧倒されます。

権現岳からキレット方面ですね。ここもまだ歩いていないのでチャレンジしたいです。結構ビビりなので長いはしごがあるってことでずっと避けてますけどね。

いよいよ赤岳へ。

山もいろんな角度から見ると全く違った山に見えます。赤岳も遠くから見るのと、近くから見るので全然違いますよね。いよいよ核心部が近づいてきました。

負けずに横岳はどこから見ても荒々しいの一言です。

冬は怖いですが、登山道出ていれば、鎖がしっかりついているので問題ないと思います。でもふらつきは注意した方がいいですね。人が少ないので登るのも楽です。

無事赤岳へ、登頂できました。看板が新しくなってました。一番好きな山です。堂々としていて自分もこんな山のような人になりたい!

登ってきた阿弥陀岳

そしてこれから登る硫黄岳。

時間は10時20分。歩き始めて3:20くらいですね。いいペースで登れました。いつもはダブルストックで登ってますが今日はストックなしで登ってみました。阿弥陀岳も赤岳も岩場が多いので両手つかえた方が便利ですし、一眼カメラなので撮りやすいですし。ストックないと膝が痛くなるかなあ?とか思ってまいたが、今のところ膝も痛くありません。

登りも呼吸整えてしっかり登れます。

天気はいいですし、風もほとんどないです。なので登山口からずっとTシャツ。荷物は長Tシャツ、フリース、ハードシェル(軽いので)、水、補給食、ダブルストック(下り用)。軽いです。

靴は、軽登山靴のザンバランではなく、重登山靴のカラコルムにしました。実はザンバランは足に合っていないのか、両足のかかと、親指に靴ズレができました。せっかく買ったのでしばらく使ってましたが、やっぱり怖いので今は履いてません。重登山靴で多少重いですが、カラコルムは私の足にぴったりフィットしていて、重さも実はそれほど気になりません。自分にあった靴を履く方がいいですね。あとは体力づくり。

冬場からロードバイク乗って、春さきからランニング始めたのでその成果?でしょうか。たぶん44年で一番体力あるんじゃないか?(笑)ってくらい動いてます。私は登山やっててもその他の運動はあまりやってませんでしたが、今回地道な体力づくりが大切って感じました。

動けるといいです。いろんなところに行けます。そう、いろんなところに行くために体力付けないといけないです。

写真が多くなったのでその2へ続く。笑



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