やりたいことをぜんぶやろう!気ままな人生

「人間一生、物見遊山」そんな生き方をしてみたい。

 

南アルプスを見たくなって、家族みんなで日向山を散策。うわさ通りの絶景で感激しました。

      2020/12/11

2015年11月22日(日)に南アルプスの日向山へ行ってきました。

前日八ヶ岳の権現岳を縦走してきましたが、かみさんと3連休の1日は家族で山に行きたいってリクエストがありました。一番天気のいい土曜をソロで登って翌日は少し曇りみたいです。じゃ、展望はそうでもない丹沢の鍋割山でも登ってうどん食べるかって案だったんですが、権現岳縦走で、靴ずれしてしまいました。

膝が少し痛い時に少しでも負担を減らそうと、すがる思いで軽登山靴を買いました。そのザンバランですが、2回目位からどうもあっていないのか靴づれが激しく、踵はもう合計3回位皮がむけました。で、今回の権現では親指の外側がべろりと・・・。
テーピングすればいいんですが、合計4か所の皮むけはちょっとしんどいので、軽~い山にしてもらうことに。

ちなみに膝の痛みですがその後軽い山に控えていたら膝は完治です。当時土日はロードバイクでヒルクライムして翌日登山っていう鍛えていないサラリーマンらしからぬ行動だったので体に負担かけてしまったんだと思います。

2015-11-22(日曜)
日向山(1660m)

矢立石登山口~山頂~雁ヶ原~尾白川渓谷の錦滝~矢立石登山口

登山道はよく整備されています。雁ヶ原~尾白川渓谷の錦滝はかなり急でロープ箇所が多いです。

日向山は山頂付近は樹木に遮られているため展望はないんですが、山頂の西に雁ヶ原と呼ばれる花崗岩が露出したザレ場があってそこの景観がけっこういいらしい。でも時間は3時間ちょいなのでそこまで行って3時間だとなかなか足が向きませんでしたが家族で散策ってことであれば温泉セットでいい感じになりそうです。

3時間チョイなので、4時起床で4:30に自宅を出発です。登山口にトイレはありません。(どこにもトイレはありません)なので、その前に道の駅「はくしゅう」でトイレを済ませておく必要があります。名水も汲めますのでペットボトルとかあるといいかもしれません。

そこから30分くらいですね。狭い林道を登ります。離合はちょっと厳しいですね。両脇は側溝があるので対向車来ると大変そうです。

登山口に7時頃到着です。車は3台。時間が短いのでそんなに混んでないのか、初冬だからか・・・と思っていましたが。戻ってみると大変なことになってました。

駐車場脇にハイキングコース入口がありますので、ここから登ります。

今日は我が家の山ガールが先陣を切って歩き始めです。

窯ですかね?ちょっとよくわかりませんが、昔活躍してたのかもしれません。

ハイキングコースは1/10とかで標識があります。登山道も明瞭でさすが人気の山ですね。間違えるところもありません。

やっぱり今日は曇りですね。ガスが覆ってます。でもこんな日に家族で静かな山歩きは最高です。

登山道はこんな感じで階段が作られているところが多いです。落ち葉で滑りやすくなっている箇所もあります。

進んでいくと、こんな気持ちいい道にでます。

寒くないと言うか、ちょっと暑い。少し日が差してきた気がしましたが、また雲が覆います。

お兄ちゃんは暑くて半袖になってしまいました。確かに・・・。私もフリース脱いで長袖Tシャツです。

最後で三角点がありました。一応ここが基準(山頂)なんですね。樹林帯の中で景観はありません。でも写真とっちゃいました。

その先がこんな感じ。ここまでそんなに登った感じもなく、ずっと樹林帯を歩いてきましたが、いよいよです。どんなもんでしょうか。ここまで家族のみでどの登山客とも会いませんでした。静かな山歩きです。

山梨百名山の標識が縛り付けてあります。笑。標高は1660mです。矢立石が1135mなので標高差500mのハイキングです。

いやー、うわさどおり絶景ですね。

燕岳を思わせる真っ白な景観。花崗岩が風化したことによってできた白い砂ですね。

ガスがありますが、それでも十分です。

お兄ちゃんは中2でようやく手に入れたiphone6でパシャパシャ写真撮ってます。その後ろで娘がストックで絵を描いて遊んでます。この砂場のサイズが分かると思います。

ガスはいい感じです。全然見えないのではなく、光もチラチラ差してきているので神秘的な感じがします。

名前とかついてるんですかね。ちょっと削ればイルカになりそうです。笑

登山口方面はこんな感じです。

我が家の山ガール達も腰に手を当てて絶景を堪能します。9時前だからか人もまばらで結構しっかりと見ることができました。

山頂(じゃなくて、雁ヶ原)を堪能して下山します。ハイキングコースは周回になっているので、この細い道の方を進みます。雁ヶ原には標識とかないのでちょっと不安になる人もいるようです。トレースはしっかりあります。

砂場ですね。きもちいい山歩きです。

こんな感じでガスが流れて行きます。

落ちたら危ないですね。砂場なので気を付けましょう。

雁ヶ原からこんな感じで歩いて下ってきます。そうすると徐々にガスがかかってきました。

斜度あります。ガスで幻想的になりました。

いや~きもちいい。

登山道の標識があります。この先で通常の樹林帯へ入ります。

ちょうどガスが晴れた時だったのかもしれません。これはこれでほんと絶景だと思います。

キングコース!

樹林帯を進みます。この先はかなり急な傾斜です。御年配の方が多く登ってくるので、反対の方が楽なのに?って話をしていると、どうもこの下りは勾配がきつすぎて危険なので登りで使っているってことです。鎖はあまりないですが、ロープ箇所はかなりあってキツイと思います。私達は、反対なのでお気楽樹林帯を登って、一気に下ります。

最後、ちょっと長い階段があります。この階段を降りれば、すぐに錦滝ですね。

錦滝は結構ダイナミックです。滝つぼの下まで降りれます。

入口になってますね。

ここから廃道となった林道を進みます。落ち葉がかなりあるので紅葉はとってもきれいなんでしょう。たまに休憩がてら来るのもいいかもしれません。

こっちはちょっと小さな滝。横のでか~い岩が印象的です。

最後はこのゲートで到着です。

しかししかし、すんごい車です。駐車場奥は上のゲートで行き止まりですが、そこまでは路面駐車できそうですが、そんなに台数は停められません。11月下旬で天気は曇りですがすごい人気の山なんですね。当然駐車場は満車、その先のゲートまでびっちり。その後に来た車は途中の林道にビッチリ路面駐車していて、すれ違いも大変でした。それでも登山口付近まできた車は立ち往生。。。。私達は11時前には下山していましたが、早めの行動に限ります。計画されている方はご注意ください。

子供たちになんで朝早いの?って聞かれるんですが、登山始めた15年前頃は雑誌やら本やらに山は天気が午後崩れやすいし何かあった時のために午前中の行動が鉄則とあったので年とってもそれを守ってます。というのもありますが、朝早いと、こんな人気の山でも、絶景の雁ヶ原を独占できますので!

最後はお約束の温泉。ここら辺はあまりいい温泉がないので、前回と同様「尾白の湯」へ。ここいいと思います。赤湯と白湯がありますが、白湯は10倍に薄めてます。赤湯はお湯を顔にかけるとピリピリします。すんごい濃いですね。源泉も毎分160Lらしく、もったいないくらいかけ流してます。日本最高級超高濃度温泉って書いているので多分そうなんでしょうね。

大人820円、子供420円。ちょい高め。

ランチはせっかくなので、「日向丼」卵とベーコン、キャベツ。で酢をかけていただきます。ご飯はちょっと?でしたが、卵とベーコンの相性はいいですね。

子供たちも友達付き合いがあるし、思春期にもなりますし、いつまで行けるか?
でもまだ行けるうちはずっと家族で山へ行きたいです。子供たちも健康そのものです。ほんとに山歩きが楽しいですし、いろいろ学校とか会社とか現実的は話がありつつも、やっぱり家族みんなで笑って歩ける日がずっと続きますように。

もう嫌だって言われたらこのブログを読み聞かせます。笑(元気なお父さん)

(おまけ)
冒頭で昨日の八ヶ岳、権現岳縦走で軽登山靴(ザンバラン)の靴ずれの話を書きましたが、それもあって今回は低山ですが、冬靴に変えました。ラ・スポルティバのカラコルムHCです。

いや、やっぱり威力を感じました。この靴でいろんな山行ってますが、私の足にぴったりと合った靴は全く重さも感じませんし、軽快に歩けます。(膝も快適)久しぶりですが、その歩きやすさに改めてびっくりしました。

ついでにザックも冬用へ。グレゴリーのタギー32です。ザックの冬用ってちょっとマイナーですが、冬季に登るようになって私も初めて知りました。

特徴としてはこんな感じでしょうか。ちょっと重いですけどね・・。

1)濡れもの入れる気室があるので、濡れたアイゼンとか雑に入れれます。
2)背中部分は空気が通らないようにメッシュじゃなくて、体にフィットするようになってます。
3)その他スキーやボードなんかを担げるようになってます。

いい道具があると山歩きも快適です。



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