やりたいことをぜんぶやろう!気ままな人生

「人間一生、物見遊山」そんな生き方をしてみたい。

 

う~ん、濃霧の中の苗場山。頂上はガスも抜ける地塘の広がる楽園でした。夏にリベンジを誓います!

      2020/12/11

週末に近づいてくると天気がどうしても気になります。毎日天気予報見てると、ほんとにころころ変わりますね。しかも山の天気は麓と全然違う場合が多いので、なかなか悩ましいです。全国快晴で行楽日和!ってなるとまぁ安心なんですけど、なかなかそんな日が週末に当たることも少ないです。

今週末では、日曜日は雨で、土曜は曇りって予報でした。翌日から崩れることを考えると曇りはいまいち・・。いろいろ考えて、ガスを想定して展望がなくても後悔しない山にしようってことで、南アルプスって案もありましたが、今回は苗場山。

苗場山は山頂になんと1000以上の地塘があるって言われている山なので、展望があればなおよしですが、山頂を楽しむ山になると思います。多少ガスで展望がなくてもいいでしょう。紅葉シーズンも終わって、スキー、冬山もまだなのでちょっと中途半端な時期ですね。3時起きで3:10出発です。

しかしガソリン(パジェロはディーゼルなので軽油)が安いです。今日は近くのいつものスタンドで86円/lでした。前回ツバクロ行ったので560kmくらい走っていましたが、今日は52l入って、4499円!毎月かなり移動して、パジェロの走行距離は5月から1万km超えました。交通費は毎月かなりの額になるので安いのは助かります。

2015-11-7(土曜)
苗場山(2145m)
日本百名山
祓川登山口~和田小屋~下ノ芝~上ノ芝~神楽ヶ峰~苗場山(ピストン)

登山道はよく整備されています。問題個所もありません。

意気揚々と関越道を問題なく走っていました。関越トンネルを超えるとそこは・・・・・、雨。しかもかなり降ってます。え?降水確率は0~20なので私の中では降らないはずなんですが、ワイパーがビュンビュンまわってます。(パジェロは雨の強さに応じて自動でワイパー動きます)

いや、泣きそうになりながらいったん、道の駅で待機してみます。直近の天気は曇り。(最近は便利ですね)雨雲レーダー見ると、やっぱり向こう6時間は雨降らなさそうです。たぶん登山道濡れてぐちゃぐちゃかもしれませんが、とりあえずは登山口まで行ってみることにしました。

今日は祓川登山口から登ります。湯沢IC降りて、この看板を右折する必要があります。見落とさないようにしないといけません。ナビでかぐらみつまたスキーリゾートで進むと旅館街に行ってしまいます。笑

分岐してからは結構細い林道を進みます。しかし山の紅葉は終わりですが、麓は奇麗!林道途中も今年一番奇麗?って思うほどでした。

かなり落葉しているので終わりはそうなんですが、もう1,2週間早かったらもっときれいなんでしょうね。

ガスガスの中です。でも神秘的な感じで、普通は登山口まで急ぎますが、今日は途中でパシャパシャ撮りながら進んでます。

林道は、途中からこんな感じで未舗装の道路になります。途中分岐とかもありますが、googlemapに切り替えてからは安心して進めます。

30分位進むと、駐車場があります。たぶん3,40台停められそうです。でも今日は私で4台目。とっても少ないです。シーズンオフなんでしょうね。先客の方が準備しているので私達も準備していると、サーと雲が取れてきました。おおお、いい感じです。9時頃は晴れって予報だったので、ちょうど雲も取れかかったんでしょう。よかったです。

※トイレは冬季だからか、閉鎖されていました。和田小屋も12月初旬~ですし、頂上の苗場山自然体験交流センターもお休みだったのでトイレは1つもありません。手前の道の駅で済ませておく必要があります。今日はたまたま雨だったので道の駅に寄っていて正解でした!

駐車場から和田小屋に向かって歩きます。最初はスキーのゲレンデを進んでいきます。アスファルトですが、誰もいませんし、空気もほどよく冷たく、朝日が当たって、とっても気持ちいいです。

雲もだいぶ取れたかな。

30分くらいでスキー場のレストラン(白い建物)に到着です。当然お休みです。左に見えるのが和田小屋です。

振り返ると、こんな雲海!雲の流れも奇麗です。

和田小屋はまだ営業前です。小屋ってあるので山小屋かと勘違いしてました。スキー客向けのロッジみたいなところで12月初旬から5月中旬までの営業みたいです。ここまで車で来ている人もいました。本当はNGなんですが、休みだからいいのかもしれません。ゲレンデの30分歩きも気持ちいいですけどね。

ゲレンデの上に向かって右側にちょっと分かりづらいですが登山道入り口があります。標識とかはなくて、こんなピンクのリボンのみ。ここから始まります。ここは少しガスってると多分分からないと思います。そういう場合にはGPSで確認するしかないですね。

登山口が3合位になるのかな?少し歩くと5合半って標識です。ここから9合目まで同じ標識があります。

途中でふっと眼にすると、朽ちた木に張り付いているものが。貝みたいですけど、多分キノコですよね。でも触ってみると、固い!固まったキノコ?

黒だけじゃなくて、白もあります。これも石のように固い!う~ん、調べたいけどどうやって調べるんだろう。帰りも触りましたが、石のように固いです。笑。

稜線には、ダケカンバでしょうか、白い木肌が映えてとってもきれいです。

木に小さいキノコが張り付いてます。触るとまだ柔らかいです。さっきのはこれが巨大化したものでしょうか。

登山道は歩きづらいです。朝の雨で登山道濡れてて、岩が滑りますし、ドロドロです。ゲイターもってくればよかったかもしれません。ずっとこんな道が続きます。

稜線気持ちいいですね。こんな景色は大好きなんですよねぇ。

しばらく歩くと下ノ芝です。芝生みたいに草原になってます。

こんな感じですね~。気持ちいいです。

そしてすぐに中ノ芝です。ここも気持ちいい草原です。

木道がしっかり整備されています。木道は歩幅合わないとちょっと歩きづらいですけど。ベンチもたくさんあります。

そして上をみるとこんなごつごつした岩が見えています。

木の高さが低くなってきました。視界も広がります。

ほどなくして上ノ芝です。ここも草原ですね!ここからは気持ちのいい稜線歩きになります。

きもちいい稜線歩きのはずが、前にむちゃくちゃ厚い雲が見えてきました。そういえば、出発直後は雲も取れてきていましたが、ここまで登ってくると、まだまだ厚い雲です。

稜線から見える山です。結構山深いですね。方向的に湯沢町、赤湯温泉方面です。いいですねぇ。秘境の赤湯温泉は一度行ってみたいです。林道の最終ゲートから歩いても2時間位です・・・。その先にある谷川連峰の方はちょっと見えないです。

苗場山の前衛の神楽ヶ峰に到着です。ここで八合目。

ここでドーンと苗場山と御対面するはずなんですが・・・、こんな感じ。

目隠ししているようで、山頂のみ!まるまるガスに覆われています。しかし山の名前から感じる優しい感じの山とは違い、むちゃくちゃ山肌見えてて男っぽい山に見えます。ここからいったんお花畑付近まで下ります。

雷清水です。この水はおいしい!(かみさん談)

鞍部まで下りてきました。ここから登り返しですね。苗場山の写真は撮りたかったので、できれば帰りは奇麗に見えればいいなぁと思いながら進みます。

振り返って登ってきた神楽ヶ峰方面です。赤湯温泉と反対側の硫黄川方面は光がさしてます。晴れればいいですが。

ガスに向かって、かみさん先頭に進みます。

結構登り切ったと思いきや、こんな感じで巻いてまた登ります。しかし山頂まで誰にも会いません。ほんと静かな山歩きです。

山頂直下には雪がついてますね。まだ凍っていませんが、そろそろ冬山の季節です。

少しだけロープもありますが、まったく危険でもなく登れます。

そしてロープの岩場を登れば、木道がず~と続く山頂です。

ガスがすごいです。面白いです。さっきの写真の通り山頂はガスですっぽり埋まっているんですが、そのガスの中だけ別空間のようでこんな感じでとっても低い雲の合間に山頂の空間があります。しかし広い!

青空だときれいなんでしょう。でも水面にこんな感じで空が写ります。

地塘も1000位って解説にあった通り、かなりの数がありますね。

木道も延々続いています。その先にも地塘がずっと続いています。夏は石楠花が群生していて、チングルマ、コイワカガミ、ワタスゲ、イワイチョウなんかが咲き競う楽園のようになるみたい!

一応山頂へ。ここは景観ありません。湿地帯の中でちょっと小高くなっている丘ですね。

苗場山自然体験交流センターは冬季閉鎖してました。6月上旬~10月下旬までらしいです。

温泉だらけです。

広いですねぇ。今日は寒いと思っていたので、交流センター近くのベンチでガスでお湯を沸かしてラーメン&スープにしました。風はそんなに強くないので、座っても寒くありません。これからの季節は、風強いと寒くてじっと停まってられなくなりますよねぇ。あったかいラーメンとスープで体はぽかぽかです。

そんなこんなで時間過ごしている中、ガスがざーと覆ってきたり、サーと晴れたりを繰り返してます。山頂のみシェルターに囲まれているようです。でもお花畑もありますし、やっぱり晴れている日にまた来たいと思います。と思いつつ下山です。

今日はピストンです。帰りにガス晴れていたらいいなぁと思っていた苗場山ですが、ガスはひどくなっていて、もう山どころではなく登山道くらいしか見えなくなっていました。朝早くでていて行きに見えただけでもよかったです。ガスガスですね。

スキーゲレンデまで戻って、もうすぐ到着です。なんの木か分からないのですが、木肌が黒でなんとも言えない力強さを感じました。

閉鎖中のトイレ。スキーシーズンになるとまた使えるようになるのかな?

無事14:00下山です。7:00スタートなので、休憩込みで全部で7時間。標高差は800m位なのでそれほどきつくもない感じで日帰りとしてはちょうどいい感じです。
麓の貝掛温泉にでも入って帰ろうかと思っていましたが、日帰り入浴は2時までの受付、3時までとのことでした。下調べは重要です。

なので、今日は道の駅にある「街道の湯」へ。共同浴場ってなってますが、一応温泉です。大人500円です。

湯沢ICまでの道中の紅葉がほんとに奇麗でした。終盤だと思いますが、山がほとんど落葉樹なんでしょうね。いい撮影スポットがなかったのですが、なんとかこの1枚を撮りました。新潟の紅葉もほんといいですねぇ。



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