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トレースもすぐに消し去る厳冬期の安達太良山。痛恨のルートミスで登頂できるか?

      2018/04/12

1月28日に安達太良山へ登ってきました。

安達太良山と言えば、去年の4月に行きましたが、季節外れの大寒波が来ていて、ホワイトアウト寸前の猛吹雪で撤退してました。

土曜日は天気がよくなく、日曜日ならなんとかという状態。候補として日光白根山や谷川の白毛門、那須岳、なんていろいろ考えつつ、またしても買ったばかりのスノーシュー履けるようなところがいいなぁなんて考えて、安達太良山にしました。

安達太良山は遠いです。なんて言っても福島県ですから。

距離にして私の自宅から300km以上、東北自動車道使って、ざっくり片道4時間。う~ん、日帰りとなると往復で8時間の運転です。ソロで運転して行くには限界ギリギリって感じ。

できれば泊まりにしたいところです。なので直前まで日光白根山に登ろうかと考えてましたが、出発直後に気が変わりました。笑。

ファイントラック アクティブスキン

で、その前に、前回の谷川岳の復習から。笑。

反省点は服の汗冷えですね。下山直後に車に戻れて着替えられればまだなんなんですが、前回谷川岳の場合はそこからロープウェイを使って降りていきます。なのでどんなに頑張っても車に戻るまで20分位。

とっても天気が良かったので、少々暑くて、服は汗でずぶ濡れ状態です。これは正直寒い。

いつものことなんですが、やっぱり寒い。

ちなみに、いつもの服装はこんな感じで4枚着ます。

1.速乾性Tシャツ
2.長Tシャツ
3.フリース(パタゴニアのR1かR2)
4.シェル(パタゴニアのソフトシェルかハードシェル)

谷川岳を下山すると、1,2がぐちょぐちょ。バケツをひっくり返したような感じです。久しぶりの厳冬期だったので、フリースは厚手のパタゴニアR2、シェルはソフトシェルで登りました。

ちょっと厚着しすぎたみたい。たぶんR1で十分でした。いや、フリース要らなかったかも・・・。

これはまずいよねぇ。ってずっとこんな状態なのですが、以前、新宿の山道具屋さんでファイントラックのドライレイヤーのデモを見てたことを思い出しました。「アクティブスキン」ってやつですね。

汗が出たらそれを外に出して肌はサラサラ!って奴です。

まぁ私は用心深いというか、あまりそういうの信用しないんですよね。だって速乾性Tシャツだって同じこと言ってるわけですし。

でも今回の谷川岳でちょっと試してみようって感じに。だって、登山中、山の中腹付近ででもう汗びっしょりですから、少しでも休憩すると寒くてたまらないわけなんです。

登山20年やってますが、登山ウェアにはほとんど投資していないんですよねぇ、私。

で買ってみました。5000円なのでインナーとして見てみるとちょっと高めに見えるかも。

これ、ちゃんと山道具屋さんに行って説明聞いて買いました。冬だとこのアクティブスキンみたいです。で肌にぴったりくっつく方がいいということで、試着もさせてもらいました。(下着を着てる状態であればOKとのことでした)で、Mでもよかったのですが、少しきつかったのでLを購入。

これはできたら試着した方がいいと思います。

でこれで登ってきました。

1.アクティブスキン
2.長Tシャツ
3.パタゴニアのR1
4.パタゴニアのソフトシェル

※ザックには予備のハードシェル上下とかダウンとか入れてます。

パタゴニアのフリースはR2の方が暖かいですが、私には暑すぎるのでR1で。シェルはハードシェルよりソフトシェルの方が透湿性がいいのでソフトシェル。ハードシェルだと内側が(湿気が抜けずに)よく凍り付いてました。笑。

長Tシャツは速乾性のメリノウール系ですね。


これ、やばいくらいよかったです。ファイントラックさんの言う通り。

まったく汗冷えするどころか汗をどんだけかいてもパンフレットの通り外に出て行って、汗で濡れるとか冷たいとかまったく感じず、終始暖かかった!

いや~、感激。今までの登山用品の中で一番感激です。

ちなみに部分的じゃないです。上半身全部なので背中もサラッサラです。ほんとすごい!詳しくは後程。

追記:ざっと10回ほどアクティブスキンのお世話になってからの感想。当たり前ですが万能ではないです。厳冬期で発汗量もそれほど多くない時は完璧な感じですが、少し暑かったりすると濡れ感が残ってしまったりすることもあります。なのでレイヤリングはちゃんとやって、上のレイヤーからも熱が逃げるように油断しないようにしないといけません。山の天気や気温は変わりやすいですし、運動量や水分量によって発汗量も変わってくるので。

ちなみにランニング用にパワーメッシュも買いましたが、ハードなランニングをするので汗の量が多くてパワーメッシュ着てても汗だくのままでした・・。笑

ファイントラック パワーメッシュ

そして手袋もファイントラックのパワーメッシュを買ってみました。

今まではこれ。ブラックダイヤモンドの厳冬期用の手袋にインナーとして、MIZUNOのブレスサーモ。これも以前登山用品店でおすすめされた組み合わせ。

このMIZUNOのブレスサーモって、水にぬれると温かくなるって言う画期的なものなんですが、まったく威力を感じたことなく。ちょっとオーバー手袋外して、これが濡れようものならもう凍傷になるんじゃないかってくらいです。(あくまで個人的な感想です)

だいぶ前に買ったので今は違うかもしれません。

で、手が濡れると指が凍傷になる危険が高いので、パワーメッシュを買ったという事です。

本当は中間のものも買えばよかったのですが、予算で断念。で、夏に使ってるものを出してきて、この3レイヤーで行くことにしました。

一番右がパワーメッシュのインナーグローブです。

まぁ、これはこれでよかったのですが、中間のブラックダイヤモンドのグローブが案外水を弾かないってことが分かったので、ちょっと冷たかったです。これはまた要検討です。

パワーメッシュのインナーグローブはアクティブスキンと同じようによかったので補足まで。

安達太良山

前日の天気チェックではよくも悪くもなくって感じ。たぶん日光か那須の方がよさそうなのですが、登りたい山って選択で安達太良山へ。

4時出発です。

途中、安達太良SAで展望台へ行ってみました。右端にあります。

厚い雲がかかってますねぇ。

まぁ、午後の方が天気よさげだったので、という事で(というかもう来てしまったので)あまり気にせず、登山口の「あだたら高原スキー場」へ向かいました。休憩取りつつ、ちょうど8時くらい。

高速は那須を超えると、かなり雪深い景色になって、二本松ICを降りるともう雪国。スキー場までは完全に凍結してます。

しかしこの日はほんと朝焼けがきれいだった!

準備して山頂方面を見渡すと、この通り。う~ん、これ前回より天気悪い?

ちょっと・・悩みますが、もう8時なので登る山を変えるには遅いです。行かないって案はないので、前回同様、もしかしたらくろがね小屋で撤退ってなるかもしれませんが、まぁいいやということで出発です。

最初はツボ足で歩き始めましたが、10mくらい、すぐにズボズボ踏み抜くのでここでスノーシューを装着します。これで鬼に金棒です。

ちなみに、装備としては、ヘルメットはないですが、12本アイゼン、ピッケル、ストック、スノーシューです。12本アイゼンとピッケルは使いませんでした。雪深くてどちらも使う場面はほとんどないと思います。(だからと言って要らない訳じゃないです)

日頃の行いかな?青空が見えてきました。笑。

さっきまでゴーゴーって風の音がしていてちょっと気分がイマイチだったのですが、気分も上がってきます。

スキーヤーのトレースが付いてますね。

先に書いておくと、アイゼンじゃかなり厳しいと思います。ほぼ同時に登ってたおじさんはアイゼンで相当苦労してました。30~50cmくらい踏み抜く感じです。ここはスノーシュー、ワカンか、スキーが必要ですね。

比率的にはスノーシュー50%、ワカン20%、スキー20%、アイゼン10%って感じかな?スキーの人多かったです。

やっぱり踏み抜きがほとんどないんので体力を削がれることなく、着々と高度を上げていきます。

去年から始めたスポーツジムでの水泳も今年に入ってガンガン泳いでるので体力はかなり自信が付いてます。

って自己満に浸りながら歩いてると、正面に山が見えてきました。箕輪山(みのわやま)1728m。きれいな円錐ですね。

そしてしばらく歩いて、その左に見えたのが鉄山、1709m。

そしてぐっと左を見ると、目指す安達太良山、乳首が見えてきます。

途中下山者から情報を聞くと、昨日は強風で登頂を断念したとか。今日は20人くらいのパーティーがくろがね小屋から登ってるからトレールはあるはず。ただ、勢至平からの分岐(勢至平から峰の辻へ登っていくルート)はトレースが分からないって事でした。

勢至平の標識は見えませんが、たぶんここ。、スキーらしきトレースはありますが、ここは素直にくろがね小屋経由にします。

それにくろがね小屋手前から見える鉄山はやっぱりすごくカッコいいので、このルートがお気に入り(というか勢至平から峰の辻へ登ったことがないです)

いい感じ。右の鉄山から馬の背、矢筈森が見えてきます。

この手前でかなり寒いので、ネックウォーマーからバラクラバ(目出し帽)へ変えてます。ただ、今日はゴーグルがありません。失くしてしまって、家探してもなかったので、サングラスのちょっと大きい版みたいなのを使います。

そしてこの時点で超うれしかったのが、さっき書いていたファイントラックのアクティブスキン。相当汗かいてますが、冷たくなく寒くいなというか暖かいんです。ちなみに風むちゃくちゃ強くて既にグローブも3重です。でも体はあったかい。

スノーシューとファイントラックのアクティブスキンで快適な厳冬期登山を楽しんでます。

ぐんぐん鉄山が近づいてきました。

振り返ればこんな感じ。まだ雪は少ないんですね。

斜面はこれくらいの角度。角度があるとワカンの方が歩きやすいのですが、

くろがね小屋が見えてきました。風がかなり強くなってきました。

年取ったら、ここに一泊して温泉入るかな?

馬の背を背景にくろがね小屋。

鉄山とくろがね小屋

ここからの登りに備えて、一旦腹ごしらえ。パンを1つ食べます。

小屋の前にも1mくらい積もってるのでちょっと降りるのも一苦労です。

これ、いい景色に見えますが(いかれたことがある人は分かると思いますが)ものすごい吹雪いてます。トレースもすぐに消えていく位です。

くろがね小屋の軒先でこの写真とってますが、積もった雪が目の前の高さにありますから。笑

で気合を入れてスタートするのですが、何度も来ている安達太良山でも厳冬期は初めて。なんだか素直にこの竹に従って歩いてしまいました。


で目の前の馬の背を見て、ハッと我に返って、気づきました。

しまったミスした。スノーシューでも30cmくらい踏み抜く雪です。風も強くて地図出している余裕もありません。

でも、こっちじゃない。馬の背へのルートはないはず。

矢筈森をトラバースする方向で、この壁のように見える斜面を登ってリカバリすることにします。

これは正直スノーシューがありがたかった。アイゼンじゃダメでした。テレベーターだして急登を登ります。

うひょ~って感じですよ。

鉄山に見守られながら、無事復帰。

無事、ルートに戻りました。まぁこんなこと書いてますが、写真バシャバシャ撮ってますからまだ大丈夫です。

そしてようやく目的の安達太良山も見えてきます。

峰の辻。

ここから馬の背へ行って、沼ノ平を見ながら安達太良山へってコースが理想ですが、トレースもなく、余裕もなく、そのまま安達太良山へ向かいます。

先行のスキーヤー2名。をみて最後の登り。

なんとか歩いてきました。

そして目の前には安達太良山の乳首。

ようやく到着。3時間かかっちゃいました。なんとか、厳冬期の安達太良山に登頂!

山頂直下。

青空ではなく雲がかかってますが、これも冬山らしく嫌いじゃないです。

和尚山、1601m。箕輪山のようなきれいな山容ですね。

てっぺん。

なんとか。

安達太良山は冬でもそれほど厳しい山じゃないです。(私が言ってるわけじゃなくガイドブックに書いているので)でも風はむちゃくちゃ強いですし、その風の強さでトレースが消えてしまってルートミスすることもあり得るのでみなさん、慎重に行きましょう。(と自分に言い聞かせながら)

下山します。

雪が少ないのかまだモンスターみたいにはなってないですね。これからかな。

そしてお約束の「この上の空がほんとの空です」を安達太良山をバックに。今日はちょっと違うか?

薬師岳。安達太良山をバックに。

そしてスキーゲレンデに合流して無事下山です。

ここのスキー場もガラガラですね~。

なんとか青空も見れたし、登頂もできたし、楽しかった。福島まではるばる来てよかったかなと思います。

やっぱり山歩きは楽しい。さて次はどこへ行こうか。

2018-01-28 安達太良山 1,718m
奥岳登山口~くろがね小屋~峰の辻~安達太良山~乳首~薬師岳~奥岳登山口
時間 4:08(休憩含む活動時間) 
距離 10.69km 
獲得標高 748m
※参考CT 5:20



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