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「人間一生、物見遊山」そんな生き方をしてみたい。

 

登り始めは2シーズンぶりの厳冬期、谷川岳。快晴で何とも壮大な山の景色をじっくり味わいます。

      2021/09/21

1月21日に谷川岳へ登ってきました。

ずっと海外旅行ばっかりのブログになってしまってましたが、久しぶりに山登りに行ってきました。

と言っても、まだ厳冬期。

どこに行こうか?と悩んでましたが、向かったのは谷川岳。去年夏も2回登ってますし、冬山も行ってますのでルートもよく把握してます。

天気が良ければ絶景の谷川連峰を見渡せる最高のスポットですね。

しばらく山に登ってなくいきなりの厳冬期登山なのでちょっとドキドキしながら準備です。

パーゴワークス FOCUS

で、準備したのは、これ。パーゴワークスのFOCUSです。

と言っても、これを買ったのは去年の10月ミャンマーに行った時です。カメラバックという想定で買いました。でも海外旅行に行くときって、カメラ以外でもスマホとか財布とか、ガイドブックとかちょっとしたものがいろいろ必要で、バックに入れておきたいんですね。

そんなときにはこのパーゴワークスでは少し小さくて使いづらかったです。なので12月のスリランカの時にはもうお役御免になってまして普通のカメラバックを使ってました。笑。

今回は、厳冬期なのでちょっとでもカメラを暖かいところに収納しておきたいと思ってザックに付けて行ってみました。

結果、まあ、まあかな。

ザックの手前につけるので、ザックを下すときはイチイチ外さないといけません。それがちょっと面倒ですかね。歩きだせば大丈夫でそれほど邪魔にはならないです。

後は出したり入れたりの中で、都度レンズカバーを付けたり外したりしないといけません。

あと、お腹の前にあるので少し暖かいのか?レンズ(正確にはレンズカバー)が結露してしまうということになってしまいました。

カメラ出して、結露を拭いて写真撮ってなので面倒ですね。(まぁこれは仕方ないことです)

吹雪いてたりしたときにはいいかもしれません。でも冬でなければ、私は使わないかなぁと思います。(あくまで個人的な見解)

MSR EVO ASCENT

そしてスノーシュー。トップメーカーのMSR EVOアッセントです。

なんでスノーシューかと言うと、前回谷川岳へ行った時はわかんで登ったのですが、後半スノーシューのお兄さんにガンガン抜かれてしまったというのが理由です。笑。

わかんは付けるのめんどくさいですが、確かに自由に足首が動くのでとてもよくて、特にトラバースする斜面とかであればほんと便利。でも浮力が足りないので、かなり雪に埋もれてしまいます。ということで憧れだったスノーシューをゲットしました。

MSRは言わずと知れたスノーシューのトップメーカー。登山用品店の定員さんと相談して、MSRがやっぱりいいという事になりました。

ちなみに、山登りする場合(急斜面を登る場合)はアッセントというシリーズを買うのですが、アッセントでも下のランクからEVO、REVO、LIGHTNINGという3種類があります。値段もかなり違ってて、それぞれ27,000円、34,000円、42,000円という感じ。(税別)

当然安い方がいいのですが、山の(特に冬山の)道具は妥協したくないので、定員さんにじっくり聞いてみました。で、その違いは重さというのですが、それぞれ1.84kg、1.92kg、1.81kg(それも22インチ)と、これもほぼ変わらず。軽いって言いつつそれほど軽くないという不思議です(というかほぼ同じでしょ?)。後はバインディングやクランポンの形状などが変わります。

聞いてみて値段ほどの差はないと感じたので、一番スタンダードなEVO(27,000円)を購入しました。一番高いライトニング・アッセントは布が破れると交換が効かないらしく当て布みたいにしないと補修できないとのことでちょっと耐久性が心配になりました。

使ってみての感想ですが、よかったです。横斜面は確かにちょっと歩きづらいので、そこはわかんに軍配があがるのですが、浮力は完璧。あえてトレースを外して歩きたくなります。

そしてなんと言ってもテレベーター(かかとを高く上げるやつ)。これがあれば急斜面でも、むちゃくちゃ登りやすい!というか急斜面で超威力発揮します!これはわかんじゃ無理。

いや~これはもうわかんには戻れないかなぁ?

私は冬山は日帰り専門で荷物も軽く、体重も65kgなので22インチで十分でした。

そしてそのスノーシューをザックに括り付けるためのバンドも合わせて購入!これは重要です。

ちなみに、天気なのですが、南アルプス、八ヶ岳方面は天気よさげでしたが、谷川方面は、終日ガス、朝から雪予報。う~ん、でもどうしてもスノーシュー使いたいので谷川岳で決めました!

補足:スノーシューを買って合計7回使ってみての感想です。基本EVOでアッセントで問題なく歩けます。ただ、EVOとREVO、LIGHTNINGはクランポンの形状が異なってますね。斜面トラバースする時はREVO以上が、やむを得ず急斜面を上り下りする時はLIGHTNINGが威力を発揮するんじゃないかと思います。REVOだと斜面ではもうちょっとたわんでほしいと感じることがあるのと、急斜面だとやっぱりLIGHTNINGのクランポンが欲しいと感じることがあります。

クランポンの形状が違うのは買う時からわかっていたのですが、それほど詳しい説明は店員さんからはなく(たぶん知らないと思います)実際に使ってみてなるほど、やっぱり値段の差があるんだ~と感じたところです。

なので、次買うとすると、間違いなくLIGHTNINGだと思います。

谷川岳

さてさて谷川岳へ。

ロープウェイを使うのですが、始発が8:30です。もろもろ準備を考えて7:30には到着しておきたいので、3時間をみて4時20分起床4:40出発でした。

久しぶりにパジェロでロングドライブ。楽しみ~。

高速インター降りてから前後に結構車がいましたが、すべて手前のスキー場に行ってました。

天気はいつものヤマテンの予報も当たらず快晴か?

この週に関東も大雪なのですが、登山した日までは全く雪も降っていなかったのでなんだか遠くに来た感じがします。

予定通り7:30頃にベースプラザの駐車場へ到着。このシーズンなので駐車場はガラガラです。

久しぶりの雪山、お茶を沸かしてサーモスへ入れて持って行きます。

ちなみにサーモスの保温力はすごいので、お茶沸かしてそのまま入れると熱すぎて山で飲みづらいです。なのでちょっとぬるめがいいと思います。笑。

ベースプラザからみた青空。晴だな!

8:30少し前にロープウェイの乗車券の発売が始まりますので、早速行きましょう!

始発ですからゴンドラではスキースノボの人が1,2割で後はみんな登山客。

でもみると、ピカピカの冬靴だったり、ピッケルのザックの付け方がおかしかったりという面々。決して楽な山ではないのですが、こんな快晴の日だと、かなりの登山者が入りますし、ルートも整備されていて、滑落するような危険個所もあまり見当たらないというかなりいい条件がそろってる山ですね。そして山頂まで2時間もかからないというお手軽さ。

ゴンドラを出ればすでにこの景色!

そして今日の装備。スノーシュー「MSR EVOアッセント」はどうでしょうか?

ちなみにストックも新品です。これは去年女峰山へ登った時に愛着あるストックが折れてしまっていて、すぐに買いなおしたのですが、使ってませんでした。

なんとも足の筋肉が付いたのか、ストックなくても足も膝も痛くならないという感じ。そしてストックなしの方が邪魔なものがなくて歩きやすかったり。笑。

今日は冬山なので必須ですね。一応、ピッケルと12本爪アイゼンも持ってきてます。ピッケルはまぁ使わないと思いますがお守りですね。

前回同様だれもいないんので先陣切って歩き始めます。この日は最初からスノーシューで歩きます。トレースを付けながら歩くのは気持ちいい!

最初の登りを登ればもうこの景色ですよ。

ロープウェイを降りた登山口から登ってきた斜面。ここが結構きついかった。

最初、先陣切りましたが、途中ルートミスした時に先のおじさんに追い越されてしまいました。正面に見える谷川岳を目指して歩きます。

完全に冬道になっているので歩くのはこんなルート。ずっと尾根沿いにルートが作られてます。

谷川岳は日本でも豪雪地帯に入るので、雪深いですね。避難小屋(赤い棒があるところ)もすっぽり雪の中です。

では、避難小屋を超えればいよいよ本格的な登りになります。

先頭に2人。同時にスタートした面々です。手前の一人はスキーを背負って登ってます。すごい!外人さんでした。

主脈の山々の視線も同じくらいになってきました。だいぶ登ったかな?

今日は、さっき書いたようにカメラだすのが面倒だったのであまり写真撮ってませんでした。

最後の登り。

さっき書いたように先頭2名と思ってましたが、なんとここで下山者の2名に遭遇。思わず小屋とまりですか?って聞いてしまいました。そうすると、いやいや西黒から登りました。って。え~。そうなの?話を聞くと条件がよかったので6時過ぎに西黒尾根から登って下山中とのこと。失礼ですが、ご年配の面々。すごい。

さすがに私はソロなので西黒から登るのは気が乗りませんが、タイムみてもほぼ夏道タイムで登ってますね。すごい人もいるもんだ。

おじいちゃんたちは12本アイゼンでしたが、私のスノーシューに興味津々。これをロープウェイから付けて来たのか?って。そうですね。裏にクランポン着いてるのでアイゼンの代わりになりますし、12本アイゼンで前爪使うようなところはここはないですし、まぁ便利です。そしてなんといってもテレベーターがあるのでこれが便利。

なんて話をしてました。

小屋が見えてきます。その先の谷川連峰主脈のルート。

そして最後のビクトリーロード。

スキー担いだ外人さんには最後まで追いつけませんでしたが、無事にトマノ耳へ到着です。今日はGaminで記録撮っていないのですが、10時半だったのでざっくり1時間半で登れました。なんてお手軽なんだろう。笑。

歩いてきた天神平方面と西黒尾根。

これから向かうオキの耳方面。

登ってる人が見えますが、人がいるとほんとに山の大きさがよくわかります。

では早速オキの耳へ向かいます。

ここからは風が強いです。顔を出してられないのでとりあえずネックウォーマーを付けて進みます。まぁまだゴーグルするまでもないのでそれほど気温が低いって訳でもないですね。

自然の造形美。ここではなかなか見ることのできない面白いオブジェがいろいろ見れます。

無事、オキの耳。

振り返って歩いてきたトマノ耳方面を見てみます。既に山頂には数人の登山者が居ます。

いやー、ちょっと事前のヤマテンの天気ではイマイチだったのでスノーシューの試し履き程度に考えてましたが、思いもよらず快晴です。

谷川連峰の主脈。去年の夏に平標山から歩き通しましたが、まだ体力は限界じゃなかったので、今度はちゃんと西黒尾根を使って下山したいルートです。

ではあまりにも寒いので戻ります。

サメ肌のようなシュカブラ。

自然の猛威。

トマノ耳への登り返し。

トマノ耳とオキの耳の間が一番いいところでしょうかね。でもすぐ歩いてしまうのでちょっと残念。でもゆっくり歩くと寒いので。笑

この日は(山頂を除けば)ほんと暖かくて、途中Tシャツで登る強者の外国人もいました。いい天気です。

ちょっともったいないですが、下山します。

ぞくぞくと登ってきますね。

相変わらずスキーヤー、スノーボーダーも多いのですが今回は外国人比率が結構上がってた印象です。アクティブな外人はどこでも行きますね。パーティーで来てた人たちもいました。でもロープウェイ終点から広がるスキー場はガラガラでした。笑。

ちなみにこの日は、スタートから最後までスノーシューを付けたまま歩きました。でも下り、特にこんな急斜面の下りは苦手ですね。わかんでもないのでフツーにアイゼンで下るほうがいいですね。

めんどくさがり屋の私はそのまま下山。

みなさん見てると、7割アイゼン、2割スノーシュー、残りでスキー靴かワカンかな。スノーシューは増えてきた感じがします。その分ワカンの人が減った感じ。確かに登りやすいので分かります。

万太郎

ちょっと時間的には短いので、もう少し先まで歩いてもいいのかもしれませんが、久しぶりの登山ですし、冬山なので無理はせず。でも今から登ってる人みるとちょっとうらやましかったりして。

なかなか楽しかったです。無事下山して12時くらい。正味3時間ちょっとの短い登山でしたがリハビリには最適。

楽しい山登りでした。

2018-01-21 谷川岳 1,977m
ゴンドラ終点~トマノ耳、オキノ耳(往復)
時間 -:–(休憩も含む活動時間) 
距離 –km 
獲得標高 –m
※参考CT -:–



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